【特集】防災対策(1/2)

防災グッズ

防災グッズは何かあったときに備えて用意しておかなくてはいけません。防災グッズを用意している人というのは、阪神淡路大震災以降はとても増えたと言われています。やはりそれだけ防災に関して関心を持つ人が増えたことになります。防災グッズを用意する場合のポイントとしては、何かあった場合に、困らないものを用意しておくということが大切です。たとえば防災グッズとして必要なものは、冬に万が一の事が起きるという場合には、寒さ対策のためのグッズが必要です。暑さ対策も必要ですが、やはり寒さ対策として防災グッズとして防寒シートなどを用意しておくことは大切なことです。防災グッズを用意する場合に、非常食も必ず用意しておく必要があります。非常食は常に用意しておいた方がいいでしょう。万が一の時に一番困るのが食料や水です。防災グッズを用意しようと思っているのであれば、簡易の非常食や水の用意をするようにしましょう。多くの人が防災グッズを用意しなければいけないと思ってはいるのですが、ついつい普通に生活をしてしまうと忘れてしまいます。そしてそれだけでなく、せっかく用意していても、防災グッズの中身の点検を定期的に行わない人もいます。せっかく防災グッズを用意しているのに、いざというときに、中の非常食の消費期限が過ぎていては、何のために防災グッズを用意しているのかわかりません。ですから、防災グッズをせっかく用意するのですから、定期的に見直すことが必要です。

防災訓練

防災訓練は、小学校などでは定期的に行われているのですが、なかなかそれ以外の場所で防災訓練に参加する機会というのはとても減ってきています。災害というのは、忘れた頃にやってきますから、できれば防災訓練には定期的に参加しておくことが大切です。防災訓練の必要性というのは、万が一災害が起きてしまったときでも、慌てずに冷静に、対処することができるために、訓練しておくことを目的としています。もしも防災訓練に参加していなければ、やはり万が一の時には、パニックになったり、何をすればいいのかわからなくて困るという人が出てくると思います。防災訓練は、各自治体でも定期的に行われています。市民新聞などでも防災訓練に関する告知などが行われていますから、防災訓練に積極的に参加するようにして、できるだけ、災害が起きた時に慌てなくてもいいように、普段から練習をしておくことが大切です。万が一に備えて、落ち着いて対処できることも大切ですが、自分だけの事だけではなく、周りの人との協力という面でも、どうやって対処していけば良いのかということに関しても、防災訓練に参加することで知ることになります。災害は忘れたころに来ると言いますが、普段から、しっかりと防災に関して関心を持ち、人事と思わないで、積極的に防災訓練に参加して万が一に備えるということが、大人から子供まで、すべての人に対して言えることになるのではないでしょうか。防災訓練はとても大切です。

防災マニュアル

防災マニュアルというのは、災害が起きた時に慌てないように、冷静に対処できるようにするためのマニュアルです。日頃から、防災マニュアルの内容をよく理解して、把握しておくことで、突然災害などが起きた場合でも、冷静に対処することができ、二次災害を防ぐことにつながります。例えばどのようなことを防災マニュアルの内容として把握しておけばいいのかというと、非常用の持ち出し袋について、中身の確認や、どこに置くのか、何を用意しておくのかということは把握しておきましょう。そして防災対策のチェックポイントについても確認が必要です。家の中の防災対策について、項目を挙げて確認しておきます。食糧や水などを備蓄する際についてもよく確認しておくことが大切です。家族でも防災会議を開いておくと、万が一の災害に備えて、どこで待ち合わせるのか、連絡手段をどうするのかなど、明確にしておきましょう。防災マニュアルを用意しておくということは、今紹介したような点について、あらかじめ、災害が起きる前から対策を立てておくことになります。あらかじめ対策を立てておくことにより、万が一の災害の時には、慌てずに、防災マニュアルに沿った行動を取ることができますから、二次災害や怪我などを防ぐことができるのです。普段災害の怖さを実感することは、ほとんどありませんが、防災マニュアルで、定期的に確認しておくことが、災害が起きた時に、いかにスムーズに行動できるかにつながります。

防災センター

防災センターというのは全国にあります。防災センターは、どんな施設なのかというと、市民一人一人が防災について考える、そんな施設です。災害というのは突然やってきます。災害には、地震もあれば火災もありますし、風水害などもあります。色々な災害がありますから、その災害に備えておく必要があります。しかし多くの人というのは、実際に自分が災害に遭って初めて、防災の必要性や、防災の大切さについて気がつくことが多いと言われています。市民防災センターは、そんな防災に関して、機械などをふんだんに取り入れて、映像や疑似体験ができるようになっている施設です。市民防災センターの場所によって中で体験できるものというのは違っていますが、防災センターの多くでは、地震体験ができたり、暴風雨体験ができます。他にも煙体験ができるところもあります。実際に防災センターでしか体験できないようなものばかりです。普段の生活の中で地震の体験をするというのは、実際に被災してみなければわかりません。被災してみて初めて分かったのでは、それはもう遅いのです。あらかじめ体験しておくことにより、本物の災害の怖さを身をもって知ることができます。このことから、本当の災害が来たときに、どう対処すればいいのか、そして冷静に対処する力が付きます。万が一の時に慌てないためにも、防災センターを利用して、無料ですから、あらかじめ体験しておき、防災のための関心を高めておきましょう。

防災管理者講習

防災管理者講習という講習があります。この講習会を受けることで、防災管理者として資格を取得することができます。防災管理者というのは、そもそもどんな資格を持った人のことを言うのかというと、学校や病院といった施設、工場が会社、お店やデパートなど、ひとの出入りが多い場所で働いていたり、住んでいるという建物で、大きな建物の場合には、管理権限者が棒愛管理者を選んで、防災管理上必要な仕事を任せることになっています。ですから防災管理者講習は、防災管理者としての知識などを見につけるために必要な資格を取るための講習会です。消防法によって決められていますし、消防法によってこの講習会も行われています。防災管理者講習は、受講するまでに手続きが必要です。申込書はインターネット上でもダウンロードできますが、防火協会のホームページからダウンロードしましょう。そして必要事項を書いてから申込書を提出します。防災管理者講習の講習にかかる日程は、1日になっています。1日で講習会を受けられて、資格をすぐに取得することができます。大きな施設で働いているという場合には、必ずこの、防災管理者の資格を持っている人がいるということは義務付けられています。講習を社員に順番に受けさせに行く会社などもありますから、会社負担で無料で防災管理者講習を受けられるというケースもあります。万が一に備えて防災管理を徹底するために、防災管理者講習を社員に受けさせることは、大切なことです。

防災頭巾

防災頭巾防災頭巾というのは、防空頭巾が元になっていると言われていますが、これは頭を守るための防災グッズです。防災グッズとして販売されている防災頭巾は、長方形の袋のような形に綿などを入れて作って、頭にかぶると、上から何か飛んできたときに、頭を怪我しないようにすることを目的にしています。防災頭巾は座布団として普段は使っていて、そして万が一の時には防災頭巾に変身するタイプのものが重宝されています。火災などにも使えるようにということで、燃えにくい繊維などを使って作られていることがあります。火災の際に防災頭巾をかぶるという場合には、水を含ませてから使うといいと言われています。防災頭巾は、固いものが上から落ちてくるとそれほどの効果はありません。やはりヘルメットに比べると、布でできているので、固いものが当たると痛みは感じます。ですが、ヘルメットを普段から用意しておくことは難しいですが、座布団にして近くに置いておけるということがメリットとなり、防災グッズとして活用されています。日本で防災頭巾が使われ始めるようになったのは、1970年頃からだと言われているのですが、今も座布団代わりに防災頭巾を用意して、常に防災に関して関心を高めているという特徴があります。小学校などの子供がいる施設以外でも、国会議事堂でも、議員の席の下には、防災頭巾が常に用意されているので、万が一に備えられていると言われています。頭を保護しながら逃げたり避難するのに良いでしょう。

防災センター要員

防災センター要員というのは、防災センター要員講習を受けて修了した人のことをいいます。防災センターで働いている人で、防災盤を監視したり、動かしたりする場合に、必要になってくる資格を持っている人のことをいいます。防災センター要員は、決められた防災センターで監視や操作などを行う人が持っている資格です。防災センターで活躍できることはもちろんのことですが、防火管理、消防機関といった災害司令のセンターにも通報することなども行っています。講習会は、2日間でなければいけませんが、1日目というのは座学隣、2日目は実技講習になります。都道府県ごとに行われている講習日は違いますので、それぞれ確認しておきましょう。防災センター要員の講習を受ける場合には、受験資格が必要です。受験資格は、総合操作盤を設置している建物の、防災センターといった部署で働いているという人が対象になります。総合操作盤の監視をしている職業についているという人や、操作盤の操作を実際に行っている人も対象になります。学歴や年齢などの受験資格はありませんが、勤務しているということが義務付けられています。技術講習を受けてから、5年以内に、実務講習を受けることにもなっています。防災センター要員の講習は2日間で、資格取得可能です。対象となる勤務をしている人は、必ず持っていなければ、仕事をすることができないことになっていますから、講習を受けなければいけないでしょう。

防災用品

防災用品を用意しておくということは、とても大切なことです。しかし防災用品を準備するにあたっては、注意しなければいけないこともあるので、覚えておきましょう。まずは荷物の量です。あまりにも多い量を入れておくと、いざというときになって、持っていくことができません。自分で持てる範囲の重さに、防災用品を限定することも必要です。目安としては、男性の場合は、防災用品は15キログラムまでが望ましいと言われていますし、女性の場合には10キログラムまでとされています。防災用品を用意する際のポイントはほかにも、避難所にもっていくものと、家に常に置いておくものを別々に用意することが必要です。避難所にもっていくための持ち物として、水、食糧、季節ごとの洋服、お金、預金通帳の写し、身分証や保険証の写し、救急セットなどを用意しておきましょう。他にもハサミやナイフがあったら便利ですし、タオルやティッシュも用意しておきましょう。他にもまだ入るようでしたら、ヘルメットや電池、マッチやローソクを入れたり、懐中電灯やラジオなどもあると便利です。では防災用品として、家においておく物としては何がいいでしょうか。まず一つ目は水です。家族1人に対して1日に3リットルで、だいたい三日分は用意が必要です。家族の人数に合わせて用意しておきましょう。そして食料として、乾パンや缶に入っている食料品、インスタントのお米なども用意しておきましょう。

防災無線

防災無線とは、地震が起きた時や津波が起きた時、台風が発生したときなど、災害が起きた時に、避難するタイミングなどを連絡するというのが防災無線です。テレビを見ているのでは、リアルタイムに自分の今の状況を把握することはできません。しかし防災無線を使えば、政府と、地方自治体が関係して、災害が発生したときに、いち早く連絡をして情報を流してくれます。ですから、素早く、スピーディーに連絡を受け取ることができますから、防災無線があるおかげで、テレビを見ていなくても、災害時の避難に関する情報がいち早く耳に入るということになります。防災無線は利用している人たちによって種類が色々とあります。市町村防災無線なら、地方自治体があらかじめ設置しているスピーカーから流れるようになっています。防災無線の中の、中央防災無線は、行政機関に流れる無線です。消防防災無線は消防庁に関する無線で、このほか、都道府県防災行政無線、市町村防災行政無線、地域防災無線といったように種類があり、どの防災無線が一番、私達と密接にかかわっているのかというと、市町村防災行政無線が一番かかわっています。今無線のデジタル化が進んではいるのですが、まだ地方自治体ではすべてがデジタル化されているというわけではありません。なぜ全てがデジタル化されていないのかというと、器具がとても高価でそろえることが出来ないからだそうです。これから徐々に市町村防災無線もデジタル化が進むと言われています。

防災マップ

防災マップというのは、それぞれの自治体ごと、地域ごとに作成されていると思いますが、台風や大雨、津波などが来た場合に、災害が起きると予測されている場所や避難所などの位置を防災マップに記しているものです。防災マップを見れば、一目で、災害に合いそうな場所がわかりますし、避難所の場所もわかりますから、とても役に立ちます。例えば地震が起きる場合にも、どこが一番この地域の中で危険なのかということなども、書かれている防災マップもありますから、自分の身を守るのにとても役に立つ地図です。災害はいつ発生するかわかりませんし、どこで発生するかもわかりません。防災マップに書いてある地域以外で遭遇することもあると思いますし、他府県から来ている人が自分の住んでいる県以外で災害に合うこともあるのです。ですから、防災マップを公共の場所で、人がよく目にする場所に貼っておくことで、誰が見ても、その土地のことを知らない人が見ても、一目で災害の危険性の高い場所がどこなのか知ることができます。防災マップの使い方としては、まずはマップを手に入れることから始まります。そして防災マップを見て、どの地域が危険なのか覚えておきましょう。避難所に関しても、一番近い避難所がどこなのか確認しておきます。災害によって危険部分は違ってきますから、そのことについても、よく確認しておきましょう。自分の家と、危険部分や避難場所との位置関係を把握することも大切です。

防災計画

防災計画というのは各地域で決められています。地域防災計画と呼ばれています。この防災計画を立てることの目的としては、安全で安心して暮らせる街づくりなどを実現させるために立てられています。災害対策基本法という法律がありますが、この法律に基づいて、地域に関わっている災害対策などに関係することを、各都市や、防災関係の施設、市民の人や会社の人などが、きちんと、責任を果たすことができるか、役割を把握できているのか、などをはっきりとさせるための計画です。防災計画というのは、各自治体が会議によって作っています。社会情勢に関して変化に沿って法律などを見直したり、県の防災計画を治したり、災害の実情などに合わせて防災計画を立てるために、例年防災会議なども実施しています。防災会議を開くことで、防災計画や災害が起きた際の対処法などについても、検討して行っています。防災会議に参加しているのは、市によっても違っているのですが、だいたい、会長はその市町村の市長が行っています。そして委員がそれぞれ参加しているわけです、委員は、自衛隊であったり、電力会社であったり、警察、電話会社、消防団、医師会など、様々な機関から出席しています。その地域に住んでいる人たちが、災害についてしっかりと日々関心を持っておくことや、万が一災害が起きた場合でも、安全に対処できるようにするために、各都道府県や市町村ごとに防災計画所というのは立てられています。

防災頭巾カバー

防災頭巾カバーは、市販されていますが、手作りしなければいけないこともあります。小学校などでは手作りの防災頭巾カバーを、持参することになっているところもあるようです。防災頭巾カバーを手作りするという場合には、キルティングなどの、綿が入っている素材の布を使って作るのがいいでしょう。販売されているのは、だいたい110㎝くらいの幅のものが主流ですが、それを使います。中身が入る袋の場所をまず決めましょう。そして椅子の背中の部分に折って返していきます。アイロンを使って折り目をつけるとスムーズに折り返しができます。そしてバイアステープを使って両端を接着していきます。そして最後にミシンをかけて完成です。防災頭巾カバーの背もたれに欠ける部分以外は、手提げ袋の作り方とほぼ同じ作り方ですから、誰でも手軽に作ることができると思います。防災頭巾のカバーは普段は、座布団カバーにしたり、背もたれカバーにしたりすることができますから、普段邪魔にならずに、万が一の災害に備えることができます。万が一災害が起こった場合には、防災頭巾カバーをはずして、すぐに防災頭巾として頭にかぶって、安全に避難できるように気をつけながら避難をします。頭の上を保護してくれますから、ある程度の危険から守ることができますが、ヘルメットほどは効果はないので、注意が必要です。防災頭巾カバーの準備を義務付けている学校などもあり、入学と同時に購入しなければいけないこともあります。