【特集】防災対策(2/2)

防災対策

防災対策については、防災の日に1年に1回見直すという人もいますが、普段生活をしていると、ついつい災害の恐怖を忘れてしまいがちです。しかし災害というのは、いつやってくるのかわかりません。そしてどこにいるときに、起きるのかということもわかりません。防災対策を考えるのであれば、自分が行動する範囲内で、起きうる災害に対しての対策を、すべて理解しておく必要があります。たとえば、防災対策として、自宅にいるときの防災対策についても考えなければいけません。また街を歩いている時の防災対策、会社にいるときの防災対策、電車などの交通機関に乗っている時の防災対策など、いろいろなシチュエーションがあります。自分がどこにいても、災害が起きてしまったときに慌てないようにするためにも、防災対策については、普段からしっかりと寛あげておかなければいけません。例えば災害と言えば、地震がありますが、街を歩いている時に地震が起きてしまった場合の防災対策の方法としては、どうすればいいのでしょうか。街を歩いている時に地震が来たら、一番に建物のそばから離れましょう。そして車が暴走してしまうこともあるので、道路からも離れる必要があります。建物と道路のそばにいないようにしなければいけません。このように、自宅以外で起きる災害に対しても、防災対策をしっかりと日々把握しておくことで、いざというときに、慌てずに冷静に対処することができます。災害はいつ来るかわかりませんので、防災対策は万全にしておきましょう。

防災設備

防災設備とは、住んでいる人の命や、家財などを守るための設備のことをいいます。一般的には防災設備と言えば火災を対象にしている災害から守るための設備のことをいいます。防災設備は種類を分けると色々な種類に分けられます。消火設備、警報設備などがあり、消火器を置いたり、警報器を取り付けることが一般的です。他にも防災設備としては、避難設備もありますし、消防活動用設備などもあります。防災設備として一番一般的な消化器は、粉末のものもあれば、泡になっているものなどもあります。強化液消化器と呼ばれるものもあり、水消火器という別名も付いているのですが、効果的には粉末の消化器の方がいいと言われています。ガス消火器などもあります。防災設備の消化器と言ってもこのように、種類は色々とありますが、設置が義務付けられている場所もあります。マンションや大きな施設などで見かけるのが、屋内消火栓設備と呼ばれるものもあります。警報設備としては、一般的なものは、火災が発生したり、ガスが漏れていると、報知してくれるという防災設備です。このように防災設備と言っても、いろいろな種類があり、警報設備も火災感知器、非常警報などもあります。非常ベルと呼ばれるのは、火災報知機と呼ばれるタイプで、これは火やガスに反応するのではなくて、気がついた人が手動で押すというタイプになります。避難設備としては、誘導灯が一般的ですし、避難用のはしごや滑り台などもあります。

ベランダの防犯

ベランダは高さもあるので犯罪の侵入経路にはならないと思っている人も、中にはいるかもしれませんが、実際には、空き巣が入る侵入口としては、ベランダも狙われているのです。ベランダの防犯対策はしっかりと出来ているでしょうか。侵入者がベランダから入るのを防ぐことができる体制を整えておくのが防犯対策ということにつながります。防犯対策として何をすればいいのか、手軽にできるものとしては、センサーライトが一番手軽でしょう。ベランダにセンサーライトを設置して、電源を入れている時は、ひとが近づくとライトがついて、屋内においてある本体の警報器が鳴る仕組みになっています。電源をオフにした状態でも、ライトだけが付きますから、威嚇効果があります。センサーライトはベランダの防犯対策としては手軽にできる一つではないでしょうか。他にもフラッシュブザーなども効果があります。こちらは、110デシベルと言われている、かなり大音量と、赤いフラッシュの光によって、侵入者を撃退させるという効果があります。ベランダに取り付けておくだけで、犯罪者の侵入を未然に防ぐことができるという効果が期待できるのです。マンションの1階のベランダの防犯対策は特に力を入れておかなければいけません。格子をつけるという方法や、ラティスなどを取り付けて高さを出して侵入できなくする、針金を巻きつけてベランダを触れないようにする、といった色々な方法がありますから、いろいろ試すといいでしょう。

子供の防犯

今はかなり物騒な世の中になっていますから、子どもの防犯に関しても、色々と気をつけていかなくてはいけません。子供の防犯の方法として重要になってくるのが、親子間のコミュニケーションです。親子のコミュニケーションがしっかりと取れていれば、万が一お子さんの身に何かあったという場合でも、お子さんが自分で考えて未然に防ぐことも可能です。しかし何も防犯に関してのコミュニケーションを、普段からとっていないという場合には、そうなった場合に、お子さんがどうすればいいのかわからないことが多く、その結果犯罪につながるということはよくあります。防犯について可能ならば、子供の防犯についてお子さんと一緒に考えてみるといいでしょう。お子さんの防犯については、やはり常日頃からの親子での会話が決め手とも言われています。普段から、知らない人についていってはいけない、万が一何か怖い目にあったらどう対処するのか、その辺のところもよく理解しておくことが大切です。子供の防犯について、グッズなども色々と販売されています。防犯ブザーはもちろんですが、その他、携帯電話に防犯のためにGPS機能が付けられているものなども色々と販売されていますので、そちらを利用してみるといいでしょう。安全に子供が生活できるように、親である私たちが、犯罪を未然に防げるように努力していかなければいけないのです。防犯については起こってからでは遅いので、事前の対処がキーポイントになります。

防犯ポスター

防犯ポスターと言えば、各都道府県ごとに、コンテストなどが行われていることが多いと思います。防犯ポスターのデザインを小学生や中学生などが描くということが多いですが、コンテストで入賞されれば、防犯ポスターがその地域に貼られることになります。防犯ポスターのデザインは色々とありますが、入賞として選ばれている作品を見てみると、防犯したいと思えてくるようなデザインが色々と描かれています。防犯ポスターを貼る意味というのはなぜでしょうか。犯罪というのは、人の目が届かない部分で行われています。犯罪は言い変えてみれば、人の目がある場所では、発生しにくいということになります。しかし、いつも人の目が行き届いているような地域ならいいのですが、そうではないことの方が多いです。そこで、防犯ポスターを貼ることで、常にこの地域では、防犯に関して関心を持っているということを、犯罪を起こそうとしている人たちに知らしめる効果があるのです。防犯ポスターを貼っている、それだけ人の目がなかったとしても、この地域は防犯に関して力を入れているから犯罪を起こしにくいと認識させる、それが目的です。子供たちの絵で防犯について呼びかけるということで、より効果をアップさせていることになります。防犯ポスターを貼っている自治体の掲示板などは多くありますが、犯罪を地域からなくすために考えられているのです。防犯について一人一人が関心を持っていること、それが犯罪を未然に防ぐことにつながります。

防犯教室

防犯教室は様々な場所で実施されています。防犯意識を高めて、日々防犯について考えておくことで、未然に犯罪を防ぐことができます。防犯教室を開催することで、それぞれの防犯に対する意識が高まります。たとえば人が多く集まる場所では、防犯教室を定期的に開催して万が一に備えています。郵便局や、銀行、幼稚園や保育園などでも、防犯教室を開催して、それぞれ一人一人の防犯に対する意識を高めています。どのような内容で行われているのかというと、色々なケースがありますが、不審者が入ってきて、それについてどれくらい覚えているのかということについて、あとからディスカッションします。犯人像について、一瞬の出来事の中で、どれくらい覚えているのか、それは意外と乏しい記憶です。年齢や大きさ、何を着ていたのか、どんな物を持っていたのか、それは意外とわからないものです。あらかじめ、それぞれが、何について覚えておくのか決めておけば、万が一不審者が来た場合でも、自分は服装にだけ意識を向けていればいいということであれば、犯人像を早く再現することができます。他にも防犯教室では、刺す股をどのように使うのか、護身術なども教えてもらえます。防犯教室は、警察が主体となって、各地無料で出張教室を開いていることが多く、小学校などで、子どもを対象にして行っているということもあります。防犯教室に参加することで、万が一犯罪に遭遇してしまったという場合でも、スムーズに対処できると思います。

防犯アラーム

防犯アラームは、防犯のためのグッズとして人気がある物の一つです。防犯アラームと言っても色々な種類があります。たとえばドア用の防犯アラームもあれば、窓用の防犯アラームもありますし、車用の防犯アラームもあります。窓用やドア用の防犯アラームの場合には、ドアや窓が開閉すると、その開閉によって、検知してアラームが鳴るような種類の物があります。ドアや窓に取り付けておくだけで、万が一ドアや窓が開いた場合には、すぐにアラームが鳴って知らせてくれますから、不審者の侵入にも安心です。他にも、振動によって検知するという、防犯アラームもあります。ドア窓に取り付けておいて、揺れて振動が伝わった場合に、防犯アラームが作動することになっています。最近はこの開閉した場合に知らせる防犯アラームと、振動があったときに知らせる防犯アラームのどちらも兼ね備えているタイプの、開閉しても振動によっても、防犯アラームが鳴るというタイプの物も販売されています。窓やドアに取り付けておくだけで、音と振動があれば不審者についてすぐに知らせてくれますので安心です。家用だけでなく、車用なども販売されており、車用の場合には、ドアや窓が開けられなくても、ドアに何かが触れるだけで、防犯アラームが作動して、とても大きな音で威嚇するというようなタイプの物があります。この手のものは解除キーを押さないと止まらないという仕組みになっていますから、ガレージに置いてある車に取り付けて、防犯に役立てることができます。

ソーラーライトで防犯

ソーラーライトというのは、太陽の光で充電をしておけば、電源なしでも電気がつくという仕組みになっているライトです。従来は、ライトを防犯のために設置するという場合には、電源が確保できる場所でしか、設置ができませんでした。しかしソーラーライトなら、太陽の光や直射日光が当たる場所につければいいので、電源がなくても、どこにでも取り付けが可能なのです。屋外の玄関や庭にいくつかソーラーライトをつけておくだけでも、かなり防犯効果は高いと思います。防水加工になっている製品も多いですから、雨が降っても安心です。満タンに充電できれば何度でも50回以上点灯するタイプのものなどもあります。意外と人が近づくと察知してつくタイプのライトは、取り付けてみればわかるのですが、電気代がかかると言われています。しかしソーラーライトなら、太陽の光で電気がつく仕組みですから、昼間天気がいい日の場合には、電気代がほとんどかかりません。エコにもつながりますし、電気代の節約にもつながりますから、これはメリットの高い防犯グッズということになると思います。色々なタイプのソーラーライトが販売されていますが、庭の植え込みに刺せるタイプなども販売されています。また、ネジやクリップで挟んだり、留めたりするタイプのものなどもありますから、いろいろな場所に取り付けることが出来て便利です。玄関灯代わりにしてもいいですし、駐車場や庭の防犯対策にも適しています。

防犯ミラー

防犯ミラーは、主に店舗などの角に取り付けられていることが多いと思います。他にも工場などでも取り付けが行われているケースもあります。防犯ミラーが取り付けられていることのメリットとしては、防犯対策の一環としてのメリットもありますし、店舗などでは、万引きを見つける手立てとして利用されています。万引きを発見して未然に防ぐということは、とても難しいことですが、防犯ミラーを取り付けていれば、手軽に万引きを発見し、未然に見つけることができるのです。防犯ミラーと言っても色々な種類があり、フレキシブルタイプは、アームの部分が折り曲げられるように作られているので、ミラーの部分の角度調整が可能です。防犯ミラーの固定タイプの場合には、固定されていますから、角度は決められた角度のみになります。他にもマグネットタイプなどもあり、こちらは壁面に穴を開けたり天井に、穴を開けなくても取り付け可能なので手軽です。マグネットは磁石ですから、鉄がなければくっつきませんが、クリップタイプの防犯ミラーなら、クリップなので、どこか挟む場所がれば、取り付けられるというタイプのものもあります。防犯ミラーはこの様に、色々な種類が販売されていますから、取り付ける場所に合わせて選ぶといいでしょう。防犯ミラーの中には、半球タイプのものもあり、いろいろな角度から広い範囲で映してくれるといったものもあります。作られている素材によっても、取り付け場所の向き不向きがあります。

防犯と玄関

防犯を考える場合には、玄関の防犯には力を入れたいところです。なぜなら、玄関からの侵入が、実は空き巣の侵入の5割以上を占めていると言われています。空き巣にあった人の統計をみてみると、5割以上の人が、玄関から侵入されているのです。空き巣に入られるだけでなく、もしかすると訪問販売員やセールスマンが入ってくることもあるかもしれません。玄関は一番防犯対策をしておくべき場所なのです。玄関でうっかり鍵を閉め忘れたとか、鍵を開けたまま、外で立ち話をしているということはよくある話です。そんな少しの隙を狙って、空き巣は入ってきますから、しっかり防犯対策をしなければいけません。防犯対策として玄関でできることの一つ目としては、ドアの鍵以外に、補助錠も付けていることが安心です。例えば、空き巣が侵入しようとしている時に、二つ施錠してあれば、侵入までに時間がかかりますから、すぐに入ってくることはできません。簡単なシリンダー錠でもいいので、つけておいた方がいいでしょう。他にも、最近は数字を合わせるタイプのものや、磁気カードで施錠するようなものなども重宝しています。玄関の防犯を考えた時には、こじ開けられないようにするための、ガードプレートも取り付けておくと安心です。またセールスマンや悪徳訪問販売員への防犯対策としては、チェーンをつけて対応するというのがいいかもしれません。インターホンにカメラをつけて確認してからドアを開けることも、防犯対策につながります。

防犯カギ

防犯カギは、今話題になっている、空き巣の手口である、ピッキングやサムターン回しなどに対応することができる、かなり防犯効果があるカギのことをいいます。防犯カギを選ぶときには、CP-Cカギを選んだほうがいいでしょう。これは全国防犯協会連合会が認定しているカギで、シリンダータイプのカギになります。防犯効果がかなり高いカギと言われていますが、なぜカギが重要なのでしょうか。防犯効果が高いカギを取り付けるということで、侵入させないようにすることが可能になります。空き巣が簡単に鍵を開けてしまうと、すぐに侵入できますが、なかなか開かなければ、諦めて帰ってしまいます。ですから、カギを選ぶ場合には、防犯カギを取り付けるようにしましょう。自分たちで、中に入れない防犯対策も必要です。そこでシリンダータイプのカギというのは、防犯性がかなり高いと言われています。取り付けるのはそれほど難しくなくて、10分ほどで取り付けられます。鍵違いの数は、何と1億5千万通りもあります。ピッキングが難しいとされていますし、耐久性にも優れているという特徴が、シリンダーカギにはあります。防犯効果を高めるためには、シリンダーカギを取り付けることをお勧めします。最近は、合鍵を作れない、キーコピーが不可能な防犯カギなどもあり、さらに防犯効果が高まっています。自分の家を守るためには、空き巣に侵入させないことが重要で、そのためにはカギから考えていく必要があります。

網戸と防犯

網戸にして開けておきたいけど、防犯上心配だという人も多いと思います。しかし夏場などは、気温も高くなりますから、どうしても網戸にしたままにしている人は多いのではないでしょうか。網戸の防犯対策としては、面格子を取り付けるのが一番です。面格子を取り付けるのが経済的にも、一番手軽な網戸周りの、防犯対策になります。しかし面格子を取り付ければ絶対に安全であると思っている人も中にはいるかもしれません。しかし面格子をつけているだけでは、100%防犯対策をしているということにはなりません。空き巣の手口としては、バールを使ってこじ開ければ、簡単に格子は壊してしまえます。ですから、網戸周りの防犯対策として、面格子をつけようと思っている場合には、縦格子は避けましょう。別のタイプの格子をつけるようにするといいでしょう。素材選びが重要ですが、アルミの縦格子が一番防犯対策としては意味がありません。アルミはとても柔らかいので、すぐに壊されてしまいます。空き巣の手口が手荒な場合には、すぐにこじ開けられてしまうので意味がありません。そこで侵入を防ぐためには、アルミ製の面格子を取り付けるという場合なら、ヒシクロス型と呼ばれるタイプを選ぶようにして、井桁型もお勧めです。この種類は、なかなかこじ開けられることがありませんので、面格子の取り付けとしては最適です。防犯を考えているのであれば、ステンレスで出来ているものなども防犯対策にはいいでしょう。

防犯シール

防犯シールは色々と販売されていますが、はっきり言ってしまうと、ただのシールです。しかし防犯シールが貼られてあるだけで、犯罪件数はぐんと減らすことができます。たとえばあなたが、空き巣だったとして、車上荒らしをしようと狙っている車に、「防犯ブザー装置付き」と書かれているシールが貼られていたら、どうしますか?隣にはシールが貼られていない車があったとしたら、迷わず、シールが貼られていない方を選びませんか?そうなんですね。防犯シールを貼っているというだけで、心理的にその車を狙うことはなくなるということなのです。簡単に言ってしまえば、防犯シールを貼っているだけで、防犯効果がある、そんな手軽の防犯対策グッズなのです。防犯対策のために何か考えているという人の場合には、まずは防犯シールを貼るところから始めてみてもいいかもしれません。店舗用も販売されていますし、倉庫用、事務所用、車、バイク用といったように、色々な種類の防犯シールがありますから、どれを選ぶか、自分で考えてみるといいでしょう。防犯シールは防犯ステッカーとして販売されていることもあります。中には、4カ国語に対応しているタイプのステッカーなどもあります。自分が防犯対策をしたいと思っている場所に対して、防犯シールを手軽に貼るだけで、狙われなくなる、犯罪を未然に防ぐことが出来るというのは、とてもメリットが高いですね。手軽にできる方法として、始めてみてはいかかでしょうか。