【特集】生活習慣病 2/3

生活習慣病と休養

生活習慣病は運動や食生活、そして休養などが原因で発症するケースが多いといわれています。特に日本人は他の諸外国に比べてみても、休養をしっかりととるということが出来ていないといわれています。休養をしっかりととることが出来ないことによって、免疫力が低下したり、また、ストレスがたまりやすい状態になり、それが続くことで、生活習慣病を発症するともいわれています。生活習慣病を予防するためには食生活の見直しや適度な運動などももちろん必要ではありますが、それ以前に、やはり休養をしっかりととることそれが基本になってきます。働き盛りの人の多くが生活習慣病にかかりやすいといわれており、特に休養をしっかりと取らなかった人は、生活習慣病の脳卒中や、心筋梗塞、心臓病などを引き起こしやすいといわれています。適度の休息をして体を休めてあげなければ、疲労がたまり、それが蓄積されて体に負担がかかってしまい、生活習慣病へとつながります。生活習慣病を予防したいと思っている人は、食生活の見直しや生活習慣の改善はもちろんのこと、他にも、休養をしっかりと取り睡眠不足にならないように十分な睡眠時間を確保することも大切です。現代人の多くが抱える生活習慣病の原因の一つとして十分な休養がとれていないことが挙げられますが、生活習慣病の発症を未然に防ぐためにも、できるだけ休養はしっかりと取るように心掛けて日々の生活を送るようにすることがポイントです。

生活習慣病の糖尿病

生活習慣病の一つとして糖尿病があります。生活習慣病の糖尿病の多くが、自覚症状がほとんどありませんから、健康診断を受けて初めて自分が糖尿病であるということに気がつくという人が多いといわれています。糖尿病になりやすい人の生活習慣というのは、たとえば食事の食べすぎ、アルコールの摂取のしすぎなどから、生活習慣病にかかるといわれています。糖尿病にかかってしまった場合には、なかなか短期間での完治は難しく、食事療法や運動療法、時には薬を使いながら、治療を進めていくということになります。血糖値が高い状態が糖尿病では続くのですが、全身に障害が起きてしまいます。それが原因で色々な病気の引き金になるともいわれています。たとえば、生活習慣病の糖尿病を発症したことによって、腎不全になったり、失明をする、脳卒中にかかってしまう、心臓病を患うなど、色々な病気を発症しやすい状態になってしまいます。ですから、生活習慣病として糖尿病のけがあるといわれた場合には、早めに治療を始めなければ他にも合併症が加わりますので注意が必要です。検査を受けて、高血糖だということがわかったら、生活習慣の中で、食べ物に気をつけたり、運動をして、血糖値を自分で管理しなければいけません。日本で生活習慣病の糖尿病になる人の割合はとても多いといわれていますから、少しでも早く発見して、早期治療をすることをお勧めします。食事療法ではきちんと守って、適正体重をキープすることが大切です。

メタボリックシンドロームと生活習慣病

生活習慣病の中でも特に注目されているのがメタボリックシンドロームではないでしょうか。肥満や高血圧、高血糖などのリスクを伴っているメタボリックシンドロームの人はとても多いといわれています。メタボリックシンドロームにかかっている生活習慣病の人は、現在、男性の2人に1人の割合、女性の場合には5人に1人の割合でいるといわれていますから、人事ではないような状況です。生活習慣病のメタボリックシンドロームであるかどうかということは診断基準があります。まず中性脂肪知が150mg/dl以上の人、そしてHDLコレステロールが40mg/dl未満の人、最大血圧が130で最小血圧が85以上の人などもメタボリックシンドロームの診断基準の結果、診断されることになります。生活習慣病を予防するためにはメタボリックシンドロームを予防して改善させることが必要ですが、そのためには常に食事のときには腹八分目を心がけることや、野菜、食物繊維を食べる、塩分控えめの薄味の食事をする、適度な運動をする、喫煙、アルコールの抑制、そしてストレスをためないことも、生活習慣病のメタボリックシンドロームを予防することにつながりますので、覚えておきましょう。最近はコレステロールや中性脂肪を下げる油なども販売されていますし、飲み物やサプリメントなども販売されていますから、上手に利用しながら、メタボリックシンドロームを予防して生活習慣病を未然に防ぎましょう。

生活習慣病はサイレントキラー

生活習慣病はサイレントキラーと呼ばれています。なぜサイレントキラーと呼ばれているのか、それは自覚症状をほとんど感じることなく突然発症する病気だからです。沈黙の殺人者、サイレントキラーと呼ばれている生活習慣病ですが、目立った自覚症状も泣いために気がつかない人が多いために、不摂生が蓄積されてそして気がつけば、生活習慣病を発症しているという人も多いのです。生活習慣病を発症するという時点ですでに症状は悪化していると考えられて、すでに手遅れになっていることの方が多いといわれています。脳卒中や心臓病、高血圧などは自覚症状がほとんどなく、突然症状が起きた時にはもう手遅れで場合によっては死にいたることもあります。このようなことから、生活習慣病はサイレントキラーと呼ばれているのです。サイレントキラーである生活習慣病を未然に防ぐためには、早期発見が必要です。そして、生活習慣病の原因である要因を発見して改善していくことが必要です。生活習慣病は生活習慣が原因で、食べすぎや運動不足、喫煙やアルコール、ストレスなどが引き起こしますので、気がつかなくて、何十年とそんなことを続けていれば、生活習慣病がサイレントキラーとなって忍び寄ることになります。発症してからでは遅いですから、心当たりのあるという人は、早めに生活習慣病を予防する努力を常に考えなければいけません。そのためには生活習慣の見直しや改善が一番に必要になってきます。

生活習慣病の患者数

生活習慣病の患者数は年々増えているといわれています。その中でも生活習慣病の種類によって患者数は違っています。生活習慣病で一番患者数が多いとされているのが高血圧性疾患です。そして次に患者数が多いとされているのが糖尿病、心疾患、脳血管疾患、悪性新生物の順番に、生活習慣病の患者数は増えています。生活習慣病の高血圧性疾患の患者数は718万6千人といいますから、これはかなり多い患者数であることがわかります。次いで患者数の多い糖尿病で211万5000人、そして心疾患が184万5千人、脳血管疾患が、147万4千人、悪性新生物が、127万人といわれています。生活習慣病でそれぞれ医療機関にかかっているという患者数の総合計は全国に1400万人以上いるとされています。日本ではほかの海外の国に比べると長寿国であると同時に、生活習慣病大国であるということも最近の傾向では強くなっています。患者数がここ数年で大きく増えたことの原因としては、生活習慣病の原因を見てみるとよくわかります。まず運動不足については、マイカーの普及により運動をする機会が減りました。そして食生活については、和食で野菜中心だった日本食ではなく、高カロリーで、肉食中心の食事である欧米化した食生活が原因です。そして仕事に忙しくストレスもたまりやすい環境の中で生活をしているということも生活習慣病の患者数が増えたことの原因ではないでしょうか。これからも患者数はまだまだ増えると予想されています。

生活習慣病とがん

生活習慣病と聞くと最近はメタボリックシンドロームなどが一般的に知られていますが、がんも生活習慣病の一つであることを知っていたでしょうか?がんになる原因というのは、喫煙や、食生活、運動不足にアルコールなどが多いといわれています。がんの原因のほとんどが生活習慣が原因で発症しているということになります。生活習慣病であるがんを予防するためにはどうすればいいのでしょうか。その方法としては、まず一つ目としてバランスのいい食事を心がけましょう。そして毎日同じものばかりを食べて偏食するのではなくて、変化のある食生活をつけることも大切です。常に腹8分目にしておき、高カロリーで脂肪が高めの食事を控えましょう。アルコールや喫煙はほどほどにして、できれば喫煙はやめましょう。食生活の中からビタミン、食物繊維を豊富に摂取することが大切です。味付けは、塩分を少なくして薄味にすることも大切です。そして最近は運動不足になる人も多いですが、適度に運動をして、運動不足を解消するということ、それも生活習慣病のがんの予防になるのではないでしょうか。生活習慣病のがんを予防するためにも、生活習慣を見直し、規則正しい生活を送り、そして食生活を改善させれば、がんになる確率を減らすことができます。意外とがんは生活習慣病ではないという認識をしている人が多いですが、がんも、列記とした生活習慣病ですので、十分に注意して、予防できることなら未然に防ぎましょう。

生活習慣病と成人病

生活習慣病は今話題になっているので、聞いたことがある人も多いですが、数年前までは、成人病という呼ばれ方をしていました。食生活やアルコール、たばこなど、生活習慣にかかわる病気を総称したものが生活習慣病です。糖尿病やがん、高血圧などが生活習慣病の中に含まれます。成人病といわれていた時代もありましたが、なぜ生活習慣病と呼ばれるようになったのか、その理由は、成人病の原因の多くが生活習慣が原因で起きているものばかりだったからです。生活習慣病という呼ばれ方をするようになって、まだそれほど、期間は長くないのですが、メタボリックシンドロームなどをはじめとして生活習慣病は知られるようになりました。昔は三大成人病と呼ばれていましたが、現在は三大生活習慣病と呼ばれている病気として、がん、脳卒中、心臓病があります。生活習慣病の中でも特にこの三つが原因で死亡する人の確率がとても高いといわれています。生活習慣病も成人病も根本的には同じです。ただ呼び名をかえて、より生活習慣が原因で発症する病気であるということをわかりやすくした名前が、生活習慣病なのです。今生活習慣病は弱年齢化しつつあるといわれていて、子供の中にも生活習慣病予備軍を持っている人が多いといわれていますから、早めに生活習慣の見直し、改善を行わなければ、手遅れになる可能性もありますので、十分に注意することが大切なことです。日々の生活習慣の見直しが予防につながります。

生活習慣病の高血圧

生活習慣病の高血圧にかかっている人は、生活習慣病の患者数の中でも一番多いといわれています。血圧は血管に与えている血液の圧力を言いますが、血圧は心臓が収縮し、動脈に送り出されるときが最大血圧、心臓が拡張して血液が心臓にいっぱいになることを最少血圧と呼んでいます。血圧は、年齢によっても違っていますし、季節的なことでも違います。また1日を通しても、運動や食事、精神状態によっても違ってくるという特徴があります。高血圧というのは常に血圧が高い状態のことを言いますが、実は自覚症状がほとんどないことが特徴です。生活習慣病の高血圧をそのまま放っておくと、どうなるの化というと、動脈硬化になってしまったり、脳卒中、心臓病や腎臓病など、さまざまな病気を引き起こす要因になるといわれています。もしも高血圧だといわれたら、すぐにでも生活習慣を改善させなければいけません。生活習慣病の高血圧を予防するためには、まず肥満である人は肥満を解消することが一つの方法です。そして適度な運動も、血圧を下げることにつながります。高血圧と診断された人はこのように食生活にも気をつけながら、適度な運動を取り入れて治療していくことが改善につながります。悪化してしまった場合には薬を服用しなければいけないような状態になりますので、それ以前に早めに生活習慣病に気がついて、症状が出る前に予防することが一番大切なことになるのではないでしょうか。